改良品種カタログ:アルビノトリカラーダイヤモンドエンゼル

アルビノトリカラーダイヤモンドエンゼル

品種の特徴

本品種は著者が2001年に製作した品種でトリカラーダイヤモンドエンゼルをベースにアルビノ組み合わせて制作した複合型の改良品種です。トリカラーエンゼル自体はレッドトップにマーブルを加えて作出されたものであり、レッドップエンゼル同様に体表に存在する鱗の大半が透明隣(ブラッシング)の品種なので、ダイヤモンド化しても一部の光沢がある普通隣が光るに留まります。

また、トリカラーのマーブル模様はアルビノとなる事で体表にはうっすらとした模様となり、アルビノレッドトップダイヤモンドエンゼルとの大きな違いは、ヒレに白いマーブル模様が入ります。色彩の美しさの面では、ほかのアルビノ系統やダイヤモンド系統の改良品種には適いませんが、幻想的で独特の美しさがある品種になります。 

飼育ポイント

飼育は基本的に水温・水質にもうるさくありません。餌も慣れれば何でも良く食べますが、アルビノ個体は視力が弱くエサを食べ難い傾向にある為、餌を獲るのがやや苦手になっています。アルビノ系統以外のエンゼルと混泳される場合はベールテール系統の品種と同様、回数を多く与えるよりも1度の量を多めに与える事で問題なく飼育する事が出来ます。

具体的な飼育方法は別章の飼育マニュアルを参考になさって下さい。尚、レッドトップ系統(トリカラーを含む)の改良品種は色揚げ効果のあるアスタキサンチンやカロチノイドなどを含む飼料を与えるかどうかにより、体色の色彩が大きく変わる特徴を持っています。写真のように強い黄色~朱色に近い色彩にするためには色揚げ効果のある飼料、例えばキョーリン 咲ひかり金魚 色揚げ沈下などを他の餌と合わせて与えるのがお勧めです。

繁殖について

本種に限らず、アルビノ系統のエンゼルは他の品種と比べて繁殖難易度が最も高い品種になります。特に稚魚の視力が弱いために初期飼料を食べられないで餓死してしまうようなケースも多く、ある程度のサイズまで育てるのが難しい面があります。特に子育てさせて育てるのは極めて困難な系統の為、原則として人工孵化により育てます。

また本品種の大きな特徴としてアルビノはメラニン色素生成できないはずですが、ヒレや体表に灰色に近い色が出る場合があります。メラニン色素以外で黒っぽい発色をする色素があるのかもしれませんが、生物学的にそこまで解明されていません。



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