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種類図鑑:ブラジル系統 サンタイザベル産 ワイルドスカラレ “レッドショルダー”

サンタイザベル産レッドショルダースカラレ

サンタイザベル産ワイルドスカラレ オス個体

サンタイザベル産レッドショルダースカラレ

サンタイザベル産ワイルドスカラレ メス個体

品種の特徴

本種はブラジル系統 サンタイザベル産のワイルドスカラレです。ネグロアルタムと呼ばれるプロポーションが良く大型化する系統の個体で、その中でもレッドショルダースカラレやレッドバックスカラレと呼ばれるタイプです。丁寧に飼い込まれて大きく育った個体はとても見応えのあるワイルドスカラレと言えるでしょう。

スポットの見えない個体はオス個体でベースにレッドスポットが隠れて濃厚な赤色の発色があるのに対し、メス個体はレッドスポットが密集する形になるとされています。ワイルド系統のエンゼルの中でも高い人気を誇る種類が故か、間違った知識や無作為に作られた他の地域バリエーションとのハイブリッドなども流通しており、本当に価値のある個体を見つけるのが難しい種類です。

入手する場合はできるだけ信憑性があるこだわりのお店を探して購入するなど、安物買いの銭失いとならないように出所不明な信頼性に欠ける幼魚には注意をするべき面もあります。人気が故の宿命と言えるのですが、本当に良い個体を手に入れるのが難しい地域バリエーションのワイルドスカラレと言って過言ではありません。(写真・情報提供:上海錦魚園様)

飼育ポイント

基本的な飼育に関しては改良品種のエンゼルと大きく異なる面はありません。具体的な飼育方法については別章の飼育マニュアルを参考になさって下さい。但し、野生種の場合は国内ブリードであったとしても遺伝子レベルで警戒心が強く、機敏とも言えますが神経質な面も持ち合わせています。

特に餌については魚食性が改良品種よりも非常に強く、口には入るようなサイズの魚やエビを積極的に捕食する性質がある為、混泳には注意する事が必要となります。また動物性の餌を好む傾向も強いため、人工飼料も慣れれば食べますが、冷凍赤虫などを好む傾向も遺伝子レベルの本能によるものと考えられます。

繁殖について

基本的な繁殖方法は普通のエンゼルと大きな違いはありませんが、その反面、難易度はかなり高く、熟練の繁殖スキルが求められると言って良い種類と言えます。じっくりと育てて仲の良いペアを見つけ、落ち着いた環境で弱酸性の軟水を用意して、なるべく驚かせないように飼うのが繁殖をさせるコツになります。

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大塚慎太郎
この記事を書いた人
オオツカ熱帯魚 店主
飼育歴40年 繁殖歴35年 プロブリーダー歴27年
専門分野エンゼルフィッシュ、ラミレジィ、アピストグラマ、その他熱帯魚類の繁殖全般

熱帯魚繁殖大鑑(緑書房)の著者であり、熱帯魚の繁殖研究で世界的に名を知られる東熱帯魚研究所 東博司氏の元で師事、長年に渡り飼育・繁殖の技術を学び独立。様々な魚種の飼育・繁殖、生態学など豊富な知識を生かしてプロブリーダーとして良質な熱帯魚類の繁殖・販売を行う。

  • アクアライフ(エムピージェイ出版)のエンゼルフィッシュ特集協力
  • 楽しい熱帯魚(白夜書房出版)のエンゼルフィッシュ・ラミレジィの特集協力
  • プレコニアの繁殖記事、熱帯魚・水草図鑑(ピーシーズ出版)への写真提供
  • Weblio辞書協力(熱帯魚写真館)
  • All About Japan 熱帯魚オンライン図鑑 写真提供
  • TV番組や出版物への取材・写真提供の協力など
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