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種類図鑑:ブラックエンゼルフィッシュ

ブラックエンゼル

品種の特徴

ブラックエンゼルはエンゼルフィッシュの突然変異により登場した黒化個体を品種として個体したと言われています。 最初の登場はアメリカとヨーロッパで同時期に製作されたと記録されておく、どちらで早く作られたかの詳細については不明です。ゴールデンエンゼルよりも作られた時期は早く、最も古い改良品種の一つと言って良いでしょう。

 この品種は古くから根強い人気がある品種で特にエンゼルの多くが国内で養殖されていた時代には改良品種の数も少なく、漆黒のボディに赤い目を持つ「赤目のブラック」と呼ばれた個体は非常に珍重されました。東南アジアなどで盛んに養殖されている個体の多くは、写真のような並エンゼルのバンドを持つノーマル系統の個体よりもマーブル模様を全身に塗りつぶしたようなタイプが多い様子です。

飼育ポイント

ブラックエンゼルの飼育自体は他の改良品種と同様です。基本的な飼育方法は別章の飼育マニュアルを参考になさって下さい。飼育は大きく他の品種の差はありませんが、ややアルカリ性の水質を嫌う傾向にある為、弱酸性~中性の水質で飼育するほうが状態良く飼育できます。

またレース系統とブラック系統はその他の改良品種と比較するとやや気の荒い性格がある為、近縁品種間では小競り合いもやや多くなる事を考慮しておきましょう。特に体が黒いと相対的に傷が目立ちやすい為、同じ程度の小さな傷でも目立ちやすい傾向があると言えそうです。

繁殖について

ブラックエンゼルの繁殖は品種と比べるとやや難しい品種になります。飼育以上に弱酸性の軟水を望む場合が多いため、ピートやブラックウォーターなどを使い、こなれた弱酸性の軟水を用意してあげるのが理想的です。

稚魚の他の品種よりも成長も遅いため、エンゼルの繁殖に挑戦する場合は別のエンゼルで基礎的な技術を学んでから挑戦される事をお勧めしたい品種です。ノーマル系統のブラックエンゼルはインブリードの弊害も出やすい為、血統の維持には充分な親の選別眼とレースエンゼルとのクロスブリードも進めるのが理想的と言えます。

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大塚慎太郎
この記事を書いた人
オオツカ熱帯魚 店主
飼育歴40年 繁殖歴35年 プロブリーダー歴27年
専門分野エンゼルフィッシュ、ラミレジィ、アピストグラマ、その他熱帯魚類の繁殖全般

熱帯魚繁殖大鑑(緑書房)の著者であり、熱帯魚の繁殖研究で世界的に名を知られる東熱帯魚研究所 東博司氏の元で師事、長年に渡り飼育・繁殖の技術を学び独立。様々な魚種の飼育・繁殖、生態学など豊富な知識を生かしてプロブリーダーとして良質な熱帯魚類の繁殖・販売を行う。

  • アクアライフ(エムピージェイ出版)のエンゼルフィッシュ特集協力
  • 楽しい熱帯魚(白夜書房出版)のエンゼルフィッシュ・ラミレジィの特集協力
  • プレコニアの繁殖記事、熱帯魚・水草図鑑(ピーシーズ出版)への写真提供
  • Weblio辞書協力(熱帯魚写真館)
  • All About Japan 熱帯魚オンライン図鑑 写真提供
  • TV番組や出版物への取材・写真提供の協力など
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