第3章 エンゼルの飼育に最適な水槽サイズと飼育可能なサイズや数について

エンゼルフィッシュは基本的に熱帯魚を飼育する環境があれば問題はありませんが、美しいプロポーションを維持する為には余裕のある水槽で飼育必要があります。このページでは飼育に必要な水槽とフィルター等について説明します。

まず最初にエンゼルフィッシュは成長すると10cm以上になる中型の熱帯魚です。 その為、水槽の大きさも小さすぎるとエンゼルが窮屈な思いをしてしまいますから広い水槽の方が好ましいと言えます。 また、飼育するエンゼルのサイズや数によって一般的な飼育の場合の最適な水槽サイズは変化します。 著者の経験で見る限りでは下記の表のようになりますから参考にして下さい。

普通、エンゼルフィッシュは成長に従い、同種間の争いが激しくなりますからどうしても弱いエンゼルフィッシュは死んでしまうような事もありますが、そのような事を想定して60cmの水槽では5尾から10尾ほど飼育して親魚になる前に数が減ることを考慮した方が良いでしょう。

水槽サイズが45cm程度の小さい水槽の場合はエンゼルフィッシュもそれほど大きく成長しない場合が多いのでたとえ親魚になったとしてもLサイズまたはLLサイズ程度で成長が止まる場合も多いようです。 水槽に飼育可能な量は水槽の環境(フィルターや他の熱帯魚の数など)によって変化しますのであくまで参考までにお考えください。

水槽サイズ別 最適な飼育数の目安
水槽 Sサイズ Mサイズ Lサイズ LLサイズ XLサイズ XLLサイズ
315 x 185 x 246 mm 3尾ほど 1尾ほど
359 x 220 x 264 mm 3尾ほど 1尾ほど 1尾ほど
398 x 254 x 282 mm 5尾ほど 3尾ほど 1尾ほど 1尾ほど
450 x 240 x 300 mm 7尾ほど 5尾ほど 2尾ほど 1尾ほど 1尾ほど 1尾ほど
450 x 300 x 300 mm 8尾ほど 6尾ほど 2尾ほど 2尾ほど 2尾ほど 1尾ほど
600 x 300 x 360 mm 10尾ほど 7尾ほど 5尾ほど 3尾ほど 2尾ほど 2尾ほど
600 x 450 x 450 mm 15尾ほど 10尾ほど 7尾ほど 5尾ほど 5尾ほど 5尾ほど
900 x 450 x 450 mm 20尾ほど 15尾ほど 10尾ほど 7尾ほど 7尾ほど 7尾ほど
900 x 600 x 600 mm 30尾ほど 20尾ほど 15尾ほど 10尾ほど 10尾ほど 10尾ほど
1200 x 450 x 450 mm 30尾ほど 20尾ほど 15尾ほど 10尾ほど 10尾ほど 10尾ほど
1200 x 600 x 600 mm 50尾ほど 30尾ほど 20尾ほど 15尾ほど 15尾ほど 12尾ほど

エンゼルのみを飼育する際の目安ですが、少し余裕を持っていますので小型カラシンやコケ掃除のプレコなどは上記の目安数に加えてもさほど問題にならない範囲と考えてよいでしょう。

エンゼルは過密をするほど、お互いのヒレを噛りあってしまい、綺麗に育たないのがネックです。できるだけ余裕を持った水槽で飼育する事が美しいエンゼルを育てるコツとなります。

60cm程度の小型の水槽ではXXLサイズまで成長する事はほとんどありません。最低でも90cm以上である程度の年月を飼育しないとMAXサイズのXXLまではなかなか成長は進まない様子です。

飼育マニュアル コンテンツ一覧

第1章 エンゼルフィッシュってどんな魚?
第2章 失敗しないエンゼルフィッシュの購入ポイント
第3章 エンゼルの飼育に最適な水槽サイズと飼育可能なサイズや数
第4章 エンゼルの飼育に最適な濾過装置とは?
第5章 エンゼルにとって最適な餌はどんな餌?
第6章 飼育可能な範囲と最適な水質・水温
第7章 エンゼルと相性の悪い魚達
第8章 エンゼルと相性の良い魚達
第9章 品種によって異なる飼育の難易度
第10章 エンゼルの寿命と繁殖可能な年齢
第11章 輸入エンゼルとエンゼル病
第12章 病気とその対処方法
第13章 エンゼル水槽のレイアウト



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